@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00195142, author = {田中, 勇気 and 石郷岡, 祐 and 大塚, 敏史 and 吉村, 健太郎 and 小田, 裕弘 and 内藤, 智 and 成沢, 文雄}, issue = {6}, month = {Mar}, note = {自動車制御システムではソフトウェアの開発規模増加に伴い,並列開発における効率的な統合技術が求められている.これを達成する従来技術に時間駆動スケジューリングがあるが,割込み処理の応答性が低下する課題がある.本研究では高応答性と効率的なソフトウェア統合を両立するマルチコアスケジューリングを提案する.提案手法の特徴は,複数スケジューリングの共存及び共有データアクセスの監視である.提案手法は割込み処理を実行する優先度ベーススケジューリングのコアと,アプリケーションを実行する時間駆動スケジューリングのコアで構成する.コア間の共有データのアクセス競合回避には排他制御を用いるが,排他制御中のスロット切替により,優先度ベーススケジューリングのコアの処理に大きな遅延が発生するため,これを防止する監視付き排他制御方法を示す.提案する排他制御手法は事前に測定した排他制御時間に基づいて排他制御を禁止する区間を設け,実行時には区間侵入の有無を監視しつつ,排他制御を実施する.提案手法をミドルウェアとして実装,評価の結果,割込み処理の遅延は応答性重視の優先度ベーススケジューリングと比較した際,約 4% のオーバーヘッド増加で実現可能なことを確認し,高応答性と統合容易性を両立可能な見込みを得た.}, title = {高応答性と統合容易性を両立するマルチコア活用ソフトウェア統合ミドルウェア}, year = {2019} }