@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00194596, author = {徳田, 博行 and 高橋, 雄太 and 松田, 裕貴 and 荒川, 豊 and 安本, 慶一}, issue = {44}, month = {Feb}, note = {モバイル端末などで手軽に,隙間時間を使った学習を可能にするマイクロラーニングが注目されている.これまでの語学学習に関するマイクロラーニングの研究は,次の 3 つの課題を抱えている : (課題 1) 学習に気づかせること,(課題 2) 気づかせた上で学習させること,(課題 3) 学習した知識を定着させること.本研究では,課題 3 の解決に向け,日常生活の隙間時間の中で効率よく記憶を定着させるマイクロラーニングシステムの実現を目指す.教育心理学に関する研究から,人は記憶の中から情報を思い出す (検索する) 行為をする方が記憶が強化されることが明らかになっている.このことからユーザが過去に調べた単語に着目し,調べた単語を学習に利用することでより効率的な知識定着を図る.本研究の目的の実現に向け,ユーザが調べた単語を自動で収集する Chrome Extension,および調べた単語から語学学習の問題を出題する Android アプリを開発した.本実験では,8 名の実験参加者に対して,作成した単語データセットから単語の意味が既知であるかどうかを判定してもらい,単語の意味が未知であった単語から Chrome Extension を通して,辞書サイトで調べる単語データセット,調べない単語データセットが同程度になるようにデータセットを作成した.単語検索実験後,Android 端末から上記それぞれの単語データセットの単語をランダムに出題されるように設定し,1 週間の英単語学習実験を通して,自由な時間に英単語の問題に解答してもらった.実験後,学習履歴のある単語の学習効果を確認テストにより,学習履歴のない単語との比較評価を行なった.確認テストの結果,実験参加者は 1 週間の間に約 56 単語 (学習履歴のある単語 : 約 30 単語,学習履歴のない単語 : 約 26 単語) の意味を定着させたことが確認できた.学習履歴のある単語とない単語の定着率に対し,wilcoxon の符号順位検定を行なった結果,p = 0.069 (p < 0.10) となり,学習履歴のある単語とない単語の定着率に有意差が確認でき,学習履歴のある単語の方がより知識が定着する可能性が示唆された.}, title = {辞書検索履歴の自動収集に基づく英単語マイクロラーニング支援手法}, year = {2019} }