@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00192425, author = {田中, 京介 and 八巻, 隼人 and 三輪, 忍 and 本多, 弘樹}, issue = {6}, month = {Nov}, note = {インターネットトラフィックは年々増加しており,近い将来には 400 Gbps や 1 Tbps といった超大容量回線が登場することが見込まれている.しかしながら,既存のインターネットルータのパケット処理スループットは 100 Gbps 程度が限界であり,1 Tbps 達成のためには大幅なスループットの向上が必要とされる.これに対し,インターネットルータのパケット処理においてスループット上のボトルネックとなっているテーブル検索を,キャッシュを用いて高速化するパケット処理キャッシュ (PPC : Packet ProcessingEngine) が提案されている.PPC を用いたテーブル検索処理では,PPC のキャッシュミス率がスループットを決定するため,これまでキャッシュミスを削減する様々な研究が行われてきた.一方で,キャッシュそのものの構造に焦点を当てた研究は行われておらず,キャッシュの最適な階層や容量については議論されていなかった.本報告では 2 階層と 3 階層の PPC についてそれぞれ実ネットワークトレースを用いたシミュレーションを行い,複数階層を持つ PPC の最適な構成について検討した.評価の結果,3 階層を持つ PPC の最適な構成ではテーブル検索処理のスループットを 254.1% 改善し,1 Tbps を達成できることが分かった.また,ネットワークトレースによっては大容量のラストレベルキャッシュを導入しても初期参照ミスが大きいことにより 1 Tbps を達成できないものがあり,さらなる性能改善には初期参照ミスの削減が不可欠であることを示した.}, title = {1Tbps実現に向けたルータのメモリ階層の最適化}, year = {2018} }