@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00190685, author = {松尾, 玲央馬 and 塩谷, 亮太 and 安藤, 秀樹}, issue = {3}, month = {Jul}, note = {近年のサーバー ・ アプリケーションや,ブラウザ上で実行される JavaScript では,従来のアプリケーションと比べて命令キャッシュ ・ ミスが非常に多く発生することが知られている.これに対し,命令キャッシュ向けのプリフェッチャが多く研究されており,非常に高いキャッシュ ・ ヒット率が達成されている.しかし,高い性能をもつ命令プリフェッチャほど,より大きな追加資源を必要とするという欠点がある.例えば,非常に高い命令キャッシュ ・ ヒット率を達成する Proactive Instruction Fetch は,L1 命令キャッシュそのものより大きなテーブルが必要になる.また,プリフェッチのミスに対するカバー率こそ高いものの,必要のない命令をプリフェッチし,電力を無駄に消費している.これに対し,本論文では命令プリフェッチのアプローチではなく,命令フェッチ ・ ステージのパイプライン構造の工夫でフェッチ ・ スループットを向上させる手法を提案する.本提案手法はプリフェッチャを用いない場合,従来よりも性能を低下させることなく命令キャッシュ ・ ミスによるストールを抑制し,フェッチ ・ スループットを向上させることができる.また,近年提案されている高性能なプリフェッチャと異なり,複雑な機構や大きなテーブルが必要ない.また,TPC-C ワークロードを用いて評価した結果,提案手法は従来と比べて 22.4% の性能向上が得られることを確認した}, title = {パイプライン構造の動的制御による命令フェッチ・スループットの向上}, year = {2018} }