@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00190580,
 author = {江村, 恵太 and 林, 卓也 and 陸, 文傑 and 盛合, 志帆 and 佐久間, 淳 and 山田, 芳司 and Keita, Emura and Takuya, Hayashi and Wenjie, Lu and Shiho, Moriai and Jun, Sakuma and Yoshiji, Yamada},
 issue = {28},
 month = {Jul},
 note = {暗号文を復号することなしに平文に対し演算を行うことができる準同型暗号の応用として,クラウドサーバへの安全な計算委託や,複数の組織が管理するデータの収集 ・ 解析などが期待される.ただし暗号化されていることによりデータの内容が確認できないため,例えば暗号化されたカルテから病気に関する統計情報を計算したい場合において,統計結果に演算対象の病気とは異なる病気に関するカルテの内容が混在してしまう懸念がある.本論文では,暗号化により平文に関する情報を秘匿する一方で,平文の内容ごとに演算を行う / 行わないを切り分けることが可能な "まぜるな危険準同型暗号" (CSS 2016,AsiaCCS 2017) を用いた X² 独立性検定を行う.病気の罹患情報と一塩基多型 (SNP : Single Nucleotide Polymorphism) に対するリファレンス番号 (rs 番号) を検定対象データとし,"ある病気を罹患していること” と “特定の rs 番号に紐づいた SNP" との関連性を各個人の病気の有無やその SNP の有無を知ることなく明らかにする.また仮に別の病気の暗号文が混在した場合でも検出が可能である.効率化のため,対象ペアリングを用いて構成されていた既存方式に阿部 - 星野 - 大久保変換 (CRYPTO 2016) を適用し,非対称ペアリング上で動作する方式を構成した.暗号実装ライブラリとして RELIC を用い,4500 名程度の患者に対し,X² 独立性検定を行うための分割表作成が 1 分弱で完了すること,また異なる病気の暗号文が混在した場合でも数十ミリ秒程度で検出できることを示した.},
 title = {まぜるな危険準同型暗号を用いた医療データに対するX<Sub>2</Sub>独立性検定},
 year = {2018}
}