@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00190570, author = {チャン, クワン カイ and 坂本, 一仁 and 松永, 昌浩 and Tran, Quang Khai and Takahito, Sakamoto and Masahiro, Matsunaga}, issue = {18}, month = {Jul}, note = {PWSCUP2017 では,長期間にわたる購買履歴データの匿名加工情報の提供を想定し,月毎に異なる仮名が付与されたデータの匿名加工手法と再識別リスクに関する技術的検討が行われた.PWSCUP2017 における安全性指標のルール設計では,12 ヶ月分の仮名を全て正しく推定できたユーザを,再識別されたユーザと定義していた.しかしながら,毎月その月の購買履歴データの匿名加工情報を複数回にわたって提供するといったユースケースでは,PWSCUP2017 の安全性指標をそのまま導入した場合,再識別リスクを正確に評価できない可能性がある.本稿では,PWSCUP2017 の安全性指標について再考するとともに,複数回にわたる匿名加工情報の提供を想定した場合においても再識別リスクを正確に評価可能な新たな安全性指標を提案する.そして,PWSCUP2017 本戦のデータセットに対し,提案した安全性指標を利用した再識別リスク評価実験を実施した.本稿で提案する安全性指標は,データ提供毎に再識別リスクの増減を評価できるものであり,実験や議論から匿名加工情報の提供は,ユースケースや提供先の利用方法を考慮し,再識別リスクの評価方法を適切に選択することが重要であると結論付けた.}, title = {複数回にわたる匿名加工情報の提供に対する再識別リスク評価方法:PWSCUP2017における安全性指標の考察と分析から}, year = {2018} }