@inproceedings{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00190206, author = {吉川, 寛樹 and 濱谷, 尚志 and 内山, 彰 and 東野, 輝夫}, book = {マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2017論文集}, month = {Jun}, note = {近年,人体の深部体温が健康状態を表す指標として注目されている.しかし,深部体温を計測するためには,直腸や口腔,鼓膜などの温度を専用の機器で測る必要があり,計測にかかる負担も大きいことから,1日を通した継続的な深部体温の把握は困難である.一方,近年ではサーモグラフィの小型化が進んでおり,サーモグラフィ内蔵スマートフォンなどを用いて,モバイル環境での温度計測が容易に行える環境が整いつつある.そこで本研究では,サーモグラフィから得られた画像を用いて,額,頬,首の体表温度を取得し,機械学習によって深部体温推定モデルを構築する.その際,体表温と深部体温の差を生み出す一因となっている気温やBody Mass Index (BMI)などの個人情報を組み合わせることによって,深部体温推定の精度を向上させる.さらに,BMIだけでは考慮できない個人差を考慮するため,あらかじめ取得した個人の学習データに重み付けを行なった上でモデルを構築する.提案手法の性能を評価するため,男性12名を対象に日常生活におけるのべ192時間分のデータを収集した.その結果,個人差を考慮して個別にモデルを構築した場合には,平均絶対誤差が0.175℃となり,個人差を考慮することの有効性が確認できた.また,起床時からの深部体温変化の追随性能を評価したところ,活動状況や気温が安定した状態では,平均絶対誤差0.13℃での推定が可能であり,深部体温変化の傾向が捉えられることが分かった.}, pages = {1396--1403}, publisher = {情報処理学会}, title = {機械学習に基づく簡易型サーモグラフィを用いた日常向け深部体温推定法の提案}, volume = {2017}, year = {2017} }