@inproceedings{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00190125,
 author = {横山, 裕紀 and 江木, 啓訓},
 book = {マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2017論文集},
 month = {Jun},
 note = {多くの大学で実施されているプログラミング演習講義において,学習をサポートするTeaching Assitant(TA)制度が導入されている.しかし,学生数に対して少ない人数で指導する際には,全ての学生の学習状況を把握して対応できないという問題がある.そのため,講義に遅れをとっている学生に対して十分な支援を行えず,学習目標を達成させることができない.
本研究では,TAに学生の学習状況を提示するTA支援システムを提案する.これによって,TAが講義に遅れている学生を発見しやすくなり,学生に対して声掛けを行えるようになると考えた.TAの行動を阻害することなく支援を行えるように,片眼のヘッドマウントディスプレイ(HMD)を用いた.出席,確認テスト,課題の3つのデータが学習管理システム(LMS)で管理されているため,データを取得して学生の学習状況を閲覧できるようにした.
講義で使用した結果,システムを用いることによるTAの声掛け件数の増加は見られなかった.しかし,TA支援システムを用いることによって,教室内の巡回などのTAの行動を活発にする可能性が示唆された.また,クラスによってTAの行動に差が大きかったことから,今後はTAの行動の変容に働きかけるようなデザインを考慮する必要があることが明らかになった.},
 pages = {851--856},
 publisher = {情報処理学会},
 title = {プログラミング演習講義における声掛けのためのTA支援システムの開発と評価},
 volume = {2017},
 year = {2017}
}