@inproceedings{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00190062,
 author = {花井, 雅人 and 山口, 実靖 and 小林, 亜樹},
 book = {マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2017論文集},
 month = {Jun},
 note = {この近年のネットワークの大容量化に伴い,太く長いネットワーク(ロングファットネットワーク)の帯域を古典的なTCP輻輳制御アルゴリズムであるTCP Renoでは有効に活用することが困難となり,CUBIC TCPやCompound TCPなどの複数の高速TCPアルゴリズムが提案された.これら複数のTCPの提案により,TCP間公平性の課題が生じた.我々はこれらのアルゴリズム間での性能公平性(TCP公平性)に着目し,遅延時間制御を改変することによりTCP公平性を向上させる手法を提案した.本手法は通信機器にて自身を通過するパケットを監視し,ネットワーク帯域の消費が大きい通信の推定を行う.そして,ネットワーク帯域の消費が大きい通信のパケットを優先的に破棄することによりTCP公平性を実現する.また,実験室ネットワークを用いて上記手法の詳細な性能評価を行い,その有効性を示した.具体的には,各種ネットワーク遅延時間の環境におけるスループットと公平性,各種パケット破棄率におけるスループットと公平性,各種通信機器台数や各種コネクション数におけるスループットと公平性を示した.本稿では上記手法を実ネットワークや無線ネットワークに適用し,評価と考察を行う.具体的には,本手法を学内ネットワークに適用しその公平性を評価した結果を示し,本手法が実ネットワークにおいても効果的であったことを示す.また,本手法をIEE802.11ac無線LAN環境に適用し公平性を評価した結果を示し,無線LAN環境においても有効であることを示す.},
 pages = {396--401},
 publisher = {情報処理学会},
 title = {遅延時間制御の優先パケット破棄の実ネットワークへの適用},
 volume = {2017},
 year = {2017}
}