@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00189464, author = {齋藤, 正史 and 波多野, 太樹 and 清原, 良三 and Masashi, Saito and Daiki, Hatano and Ryozo, Kiyohara}, issue = {27}, month = {May}, note = {政令指定都市とは地理的に独立した金沢市のような中核都市において,住民の円滑な移動を確保するための施策を立案するためには移動にかかわる基礎データが必要である.これらは,祭事や行事開催における交通量の推定に役立てることが出来るだけでなく,将来の人口減に向けた道路計画での活用も考えられる.本報告では,5 年に一度計測されている多数の地点での交通量である道路交通センサスのデータと携帯電話の利用者の位置情報に基づくメッシュ領域での人数情報を組合せ,任意の日付での交通量を推定する方式を提案する.提案手法は金沢市とその住宅地である野々市市を対象とし,道路交通センサスデータと空間統計データの相関に基づいて回帰式を導出するものである.回帰式を対象領域全体で評価した結果,±20 % の誤差を許容すると仮定した場合に,約 63 % のメッシュにおいて適用可能である回帰式を導出することができた.本研究を進めるにあたり,種別の異なるオープンデータを組み合わせることが容易ではないことを示すとともに,データの粒度が重要であることについても示す.中核都市においては,繁華街と住宅街,その他の領域でそれぞれ交通量に特徴があり,それらを個別に推定することも可能ではあるが,データの粒度が粗い場合には,細分化は必ずしも良い結果を生じないことも示す.また,現時点での評価では約 75 % のメッシュにおいて適用可能な回帰式も導出できたが,その結果はメッシュ内の人数が急激に増加しても交通量がそれほど増えないものであり,自動車が主な交通機関である中核都市の実情とは合わないものであった.本推定方式は,他の中核都市での評価が未実施ではあるものの,今後の更なる精度向上に向けて研究を継続していく予定である.}, title = {空間統計データを用いた車両走行推定方式の一提案}, year = {2018} }