@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00177666, author = {中嶋, 将人 and 山田, 浩史}, issue = {12}, month = {Feb}, note = {アプリケーションの性能は,使用するリソースのレイアウトによって大きく変動する.これは遅延が大きいメモリ領域へのアクセス多発やリソース競合により発生する現象で,今日提供されているクラウドサービスの運用元でも生じる可能性がある.この性能劣化は広く知られているため,最適なリソースレイアウトを実現するための手法は数多く提案されている.また多くのクラウドサービスは仮想化環境上での運用が行われており,こうした環境では仮想マシン移送が利用できる.しかし,仮想マシン移送の実行によりリソースレイアウトの悪化が生じ,移送される仮想マシン (VM) のみならず,移送先の VM の性能も劣化することがある.これは移送 VM の状況を考慮しないリソース割り当てが原因である.また既存のリソースレイアウト最適化手法は VM 移送の実行を想定しておらず,それらを移送 VM を考慮する形にアドホックに作り込むのはコストが高い.そこで本研究では,移送 VM を考慮してリソースをレイアウトするための機構を提案する.VM 移送による性能劣化を抑制するとともに,VM 移送実行環境下において既存手法のレイアウト最適化ポリシーを容易に利用可能にする.提案機構を Xen 4.4.2 に実装し,複数の既存最適化ポリシーを利用できるようにした.そして VM 移送が実行される環境下において評価実験を行ったところ,リソース使用状況やポリシーに応じたリソースレイアウトの最適化が行われており,VM 移送直後の性能劣化を抑制できていることが確認できた.}, title = {仮想マシン移送を考慮したリソースレイアウト最適化支援機構}, year = {2017} }