@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00176294, author = {大沼, 進}, issue = {5}, month = {Dec}, note = {大規模社会において,人々はなぜ協力するのか,いかに協力しやすい社会システムを構築するかは,社会科学における大きな挑戦的テーマの一つである.講演者は,社会心理学における社会的ジレンマ研究からこのテーマに取り組んできた.本発表では,a) ゲーミングを用いた実験研究と,b) 実社会での市民参加の事例研究を紹介する.a) は産業廃棄物の不法投棄が発生する社会的メカニズムをゲーム的に再現したものである.監視が限定的にしか及ばないときに監視 ・ 罰則を強化しても逆効果になること,プレーヤー間の情報共有と情報開示が重要となることを示した.b) は札幌市におけるごみ減量化 ・ 資源化促進のためのルール変更に際して大規模な市民参加を行った事例調査であり,手続き的公正を鍵概念に展開していく.この事例では,ごみ有料化を巡って賛否が拮抗していたが,ごみ減量化,ひいては循環型社会形成という共通目標を市民の間で共有していくことでこの係争を乗り越えた.全体を通じて,「共通目標の共有化」 の意義を強調する.利害の葛藤や係争的な事象があったときに,その係争を超えた一段高次の,公共的に望ましいものであると誰もが認められる価値を弁証法的に対話から紡ぎ出し,その価値を共有していく作業は “合意形成” の根幹をなすと考える.このような対話のプロセスをどのようにデザインするかが現代社会に求められている.人工知能など情報工学的見地から批判的な意見を頂戴し,社会心理学の視点と融合していくことで,合意形成支援のあり方について建設的な意見交換ができれば幸いである.}, title = {大規模社会における協力を導くための対話のプロセスデザイン:社会心理学の視点から}, year = {2016} }