@inproceedings{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00176044,
 author = {松沢, 敬一 and 品川, 高廣 and Keiichi, Matsuzawa and Takahiro, Shinagawa},
 book = {コンピュータシステム・シンポジウム論文集},
 month = {Nov},
 note = {仮想化技術の進展により,複数のアプリケーションを仮想化して単一ホスト計算機上で集約動作させる用途が増加している.また,SSDの普及に伴い,HDDとSSDを併用してよく参照されるデータのみをSSDに載せるストレージ階層管理が効果的になっている.しかし,仮想化環境ではゲストOSのファイルシステムや仮想ディスクイメージ管理が介在するため,アプリケーションのデータ参照の局所性はホストOSのボリューム管理層においては薄れてしまう.従来のストレージ階層管理では,ホストOSからアプリケーション固有の情報を十分に活用することが難しかったり,情報を伝えるためにアプリケーションの改変が必要であったりした.本論文では,ゲストOS内のエージェントでアプリケーション固有のデータ配置に関する情報を抽出することにより,ホストOSにおいてデータの先読みを効果的におこなってSSDに優先搭載するストレージ階層管理手法を提案する.本方式では,特にDBをはじめとする大容量データを扱うアプリケーションがファイルを単位としたデータ配置をおこなっていることが多いことに着目し,ファイルの配置をホストOSに伝えることで参照の局所性を活用した先読みを効果的におこなう.提案手法をLinuxに実装してTPCx-Vベンチマークを実行したところ,従来のボリュームのアクセス情報のみを用いる階層管理手法に比べ,同容量のSSDを用いた場合で58.6%の実行性能向上効果を得た.},
 pages = {42--50},
 publisher = {情報処理学会},
 title = {仮想マシン内のデータ配置を活用した先読み型ストレージ階層管理},
 volume = {2016},
 year = {2016}
}