@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00160428, author = {桃川, 智行 and 樋田, 浩一 and 上野, 佳奈子 and 嶋田, 総太郎}, issue = {41}, month = {May}, note = {身体運動に伴う聴覚フィードバックに遅延が挿入された際の認知メカニズムを明らかにするため,事象関連電位に着目した脳波計測実験を行った.実験では,身体運動に伴う聴覚フィードバックに複数の遅延を挿入し,それらの刺激を聴取した際の脳活動を測定した.また,受動的に呈示される聴覚刺激列中に複数の遅延を挿入した聴覚刺激を聴取した際の脳活動を測定し,身体運動の有無による事象関連電位成分の比較を行った.実験の結果,遅延時間が 200ms 以下の場合,P2 成分の振幅が増強し,300ms 以上の場合は減衰した.また,遅延時間の増大に伴い,N300 成分の振幅が増大した.更に,身体運動を伴うことで,N300 成分の振幅はより大きくなった.これらの結果から,200~300ms の時間を境に,異なる神経活動を反映する成分が惹起されることが示され,N300 成分は身体運動に伴う感覚フィードバックの遅延検出に関連した脳活動を反映した成分であることが示された.}, title = {身体運動に伴う聴覚フィードバックの遅延検出に関する脳活動(2)-能動運動と受動運動の比較-}, year = {2016} }