@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00154040,
 author = {増田, 聡},
 issue = {12},
 month = {Feb},
 note = {文化的表現の類似が見出されたとき,われわれはしばしば 「パクリ」 という語でそのことを指し示す.2015 年に話題となった五輪エンブレムの 「パクリ」 疑惑は記憶に新しい.現代の日本では 「パクリ」 は剽窃とほぼ同義の言葉として用いられる.だがこのような 「パクリ」 概念,表現の類似を所有権の侵害たる 「盗み」 として把握する考え方の出現はさほど古いものではない.「パクリ」 概念は 80 年代に現在の意味を獲得し,それまでの 「剽窃」 「盗作」 と異なったコノテーションをともなって表現の類似を指し示すようになる.本講演では 「パクリ」 概念の来歴とその背景を辿りつつ,いくつかの 「剽窃」 事例を音例に基づいて検討し,「表現の所有と盗み」 がどのような文脈のもとで捉えられているかを探る.},
 title = {「パクリ」と剽窃の微妙な関係音楽を中心に},
 year = {2016}
}