複数の一貫性レベルを保証可能なマルチマスタデータレプリケーション

• Item type: SIG Technical Reports(1)
• 公開日: 2015-07-28
• タイトル: 複数の一貫性レベルを保証可能なマルチマスタデータレプリケーション
• 言語: jpn
• キーワード / 主題Scheme: Other
• キーワード / 主題: データベースとデータ処理系
• 資源タイプ / 資源タイプ識別子: http://purl.org/coar/resource_type/c_18gh
• 資源タイプ: technical report
• 著者所属: 名古屋工業大学
• 著者所属: 名古屋工業大学
• 著者所属: 名古屋工業大学
• 著者所属: 名古屋工業大学
• 著者所属(英): en
• 著者所属(英): Nagoya Institute of Technology
• 著者所属(英): en
• 著者所属(英): Nagoya Institute of Technology
• 著者所属(英): en
• 著者所属(英): Nagoya Institute of Technology
• 著者所属(英): en
• 著者所属(英): Nagoya Institute of Technology
• 著者名: 太田, 篤; 松野, 雅也; 川島, 龍太; 松尾, 啓志
• 論文抄録 / 内容記述タイプ: Other
• 論文抄録 / 内容記述: システムの高可用性，信頼性を実現するためにデータベースの複製 （レプリカ） を作成する技術であるレプリケーションが広く利用されている．しかし，アプリケーションごとに要求される最低限の一貫性を保証するレプリケーションプロトコルを個別に実装することは，管理や運用の面でユーザの負担となる．したがって，複数の一貫性レベルを保証可能な，汎用性のあるレプリケーションプロトコルが求められる．既存研究である Multi-Consistency Data Replication（McRep） は，ミドルウェアベースのレプリケーションプロトコルであり，かつ複数の一貫性レベルが保証可能である．しかし，クライアント数の増加につれてミドルウェア部に配置されたレプリケーション制御を行うサーバ （レプリケータ） が単一障害点かつ性能ボトルネックとなる問題がある．これらを回避する方法として，Deferred-update によるマルチマスタレプリケーションが研究されている．本研究では，Deferred-update を用いたマルチマスタレプリケーションにおける複数一貫性制御手法を提案する．提案手法では，McRep がレプリケータで行っていた一貫性制御を各レプリカにて行う．マルチマスタレプリケーションで一貫性制御を行うことにより，特定のサーバが単一障害点となる問題を解決し，システムの可用性の向上を実現した．評価から Read-heavy なワークロードにおいて一貫性レベルが One-copy serializability の場合，McRep では 200 クライアントでスループットが頭打ちしていたところ，提案手法では 400 クライアントまでスループットが向上し，性能ボトルネックを解消した．さらに，Sequential Consistency の場合は McRep と同等のスループットが得られることを確認した．
• 書誌レコードID / 収録物識別子タイプ: NCID
• 書誌レコードID / 収録物識別子: AN10444176
• 書誌情報: 研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム（OS）; 巻 2015-OS-134, 号 7, p. 1-8, 発行日 2015-07-28
• ISSN / 収録物識別子タイプ: ISSN
• ISSN / 収録物識別子: 2188-8795
• Notice: SIG Technical Reports are nonrefereed and hence may later appear in any journals, conferences, symposia, etc.
• 出版者 / 言語: ja
• 出版者: 情報処理学会