@inproceedings{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00124756,
 book = {全国大会講演論文集},
 issue = {ソフトウェア工学},
 month = {Sep},
 note = {プログラムの作成過程において、プログラマは変数がどこで定義され、参照されるのかといった変数間の依存関係や文と文の制御の依存関係を意識している。これらの依存関係は、ソースプログラム中では暗黙的であり、かつプログラムを修正するたびに変化する。そのため、プログラマがこれらの依存関係を把握することは必ずしも容易ではない。プログラマのこのような負荷を軽減する方法の1つとして、プログラムの文間や変数間の依存関係を視覚化することが考えられる。その変数間の依存関係や文間の依存関係を視覚化する手法の1つにPDG(Program Dependence Graph)がある。本研究では、このPDGを用いたプログラミング支援環境の設計開発を行っている。本支援環境では、ソースプログラムの変更を動的にPDGに反映させることによって、それぞれの依存関係の変化が把握できるようにする。逆にPDGでの操作をソースプログラムに反映させることによって、依存関係を直接操作するプログラミングを可能にする。本稿では、特にプログラマによるPDGの操作を可能とする機能について述べる。プログラマがPDGを操作するとき、その対象物であるノードやリンクを変更しただけでは、依存関係でない部分に依存関係のリンクがついたり、依存関係である部分に依存関係のリンクがついていないといったことが起こり、依存関係の整合性に矛盾が生じる。またPDGの変更にともなって、副次的に他のものが変更されることがある。したがって、プログラマによるPDGの操作に対してPDGのどの部分が変化するかを整理する必要がある。変化する部分には、プログラマにとって保存してほしい依存関係などがあることがある。ここではプログラマにとって保存してほしいものを指定させることをPDGの変更に制約を与えるという。このことを可能とするため、各操作に対して制約の候補には何があるかを整理し、与えられた制約に対して操作後のPDGにどのような候補があるかの分類を行う。このような分類に基づいてプログラマがPDGを操作することができる環境を設計開発している。},
 pages = {293--294},
 publisher = {情報処理学会},
 title = {操作可能なPDGによるプログラミング支援について},
 volume = {第47回},
 year = {1993}
}