@inproceedings{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00120634,
 book = {全国大会講演論文集},
 issue = {ハードウェア},
 month = {Feb},
 note = {共有アドレス空間を持つ並列計算機ではデータ領域を、共有データと私的データに分けて考えられてきた。しかし共有と私的の間にある第3の種類のデータがあることには、あまり注意が払われていない。たとえば盤を使うゲームの次の手を、子プロセスを使って並列に探索する場合を考える。最初の盤の状態は、すべての手で共有である。しかし次の手が盤に反映されたとき、それぞれの手で盤の状態は私的になってほしい(図1)。このようなデータを実現するには、結局データを各子プロセスの私的領域にコピーする方法をとらなければならない。並列計算機ではこのコピーはバスにかなりの負担をかける。このようなデータは、バックトラックを含む深さ優先探索を、幅優先探索になおして並列計算機で実行しようとするときに生じるものである。有名な例は、論理型言語の処理をOR並列化するときに多重束縛される変数で、Prolog専用機での解決案が示されている。本論文では、このような種類のデータおよびその領域を、『過去共有データ』『過去共有領域』等と呼び、共有アドレス型並列計算機一般の問題として考える。そして、プロセッサエレメントに特定のアドレシングモードを持たせることによって、過去共有データを効率よく扱う方法を提案する。また、過去共有データとキャッシングとの関係についても論じる。},
 pages = {9--10},
 publisher = {情報処理学会},
 title = {密結合並列計算機における『過去共有データ空間』とそのアドレシングモードによる実現},
 volume = {第42回},
 year = {1991}
}