@inproceedings{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00117372,
 book = {全国大会講演論文集},
 issue = {人工知能および認知科学},
 month = {Oct},
 note = {日本語句構造文法(JPSG)では、文法を制約として宣言的に記述している。JPSGは、これにより処理の方向性に依らない記述を目指している。また、橋田(1989)によれば、情報の部分性が本質的であり、また知識の部分性と処理の部分性は区別できない。このことをふまえた上で、本稿では制約の部分的処理について考察する。現在までに、JPSGでは、いくつかの言語現象に関して文法を宣言的に記述している。しかし、その記述を基にして改めて例文を検討すると、文法性の判断の揺れが個人内、個人間ともに小さくない場合もある。その原因としては、まず、言語現象の検討が十分尽くされたとはいえず、これらの記述が第一近似的なレベルにとどまっていることか大きいが、文法記述とは別の問題として、人間の言語理解過程では制約が部分的にしか解消されない、ということが効いているのではなかろうか。実際、文法記述の局面において、例えば、文脈的制約の相違により文法性の判断が揺れる場合があることを経験している。また、文が長くなったときに制約が弱まる場合もあった。このようなことから、本稿では、文法の制約記述を題材として、制約処理の部分性について考察したい。},
 pages = {656--657},
 publisher = {情報処理学会},
 title = {JPSGによる日本語文法の制約記述とその部分的処理に関する考察},
 volume = {第39回},
 year = {1989}
}