@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00103199,
 author = {飯塚修平 and 山本英雄 and 平野智大 and 後藤隆志 and 見神広紀 and 高橋宇一郎 and 井上栄 and 高村守幸 and 木村啓二 and 笠原博徳},
 issue = {9},
 month = {Sep},
 note = {スマートフォンの普及と移動通信の高速化に伴い,モバイル端末における動画再生の頻度が増加している.H.264/AVC は高い圧縮率を実現することからワンセグ放送や YouTube など現在のメディア処理に広く利用されている動画像圧縮符号標準であるが,モバイル端末では動画再生時の膨大な演算に対する消費電力の増大がバッテリー持続時間の低下を招き,問題となっている.この問題に対して,現在では専用ハードウェアが用いられているが,モバイル端末に求められる多様なコーデックやアップデートへの柔軟な対応を考慮すると,今後ソフトウェアによる解決手法が有用であると考えられる.本研究では H.264/AVC デコーダのプログラムのうち最も負荷が大きいフレーム間予測及び,デブロッキングフィルタの処理に対して並列化を行った上で電力制御を適用し,ソフトウェアによる消費電力削減の有用性を検証した.OSCAR 自動並列化コンパイラを用いて LoopSkewing のアクセス順序からマクロブロックレベルでの並列性を抽出し,リアルタイム制約の保証内での DVFS 及び WFI を用いた擬似クロックゲーティングを適用した.Android 端末の開発ボードである ODROID-X2 の上で電力値の評価を行ったところ,1PE で 1.07[W] から 0.79[W] に,2PE で 1.69[W] から 0.57[W] に,3PE で 2.45[W] から 0.51[W] に消費電力を削減したことが確認された.},
 title = {OSCARコンパイラを用いたH.264/AVCデコーダのAndroidマルチコアでの低消費電力化},
 year = {2014}
}