@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00102553, author = {前澤陽 and 糸山克寿 and 吉井和佳 and 奥乃博 and 河原達也}, issue = {13}, month = {Aug}, note = {本稿では,複数の演奏者が演奏した同一楽曲の複数の音響信号の比較を支援するため,各音響信号の時刻を同一楽曲内での位置に対応づける手法 (音響信号アライメント) について述べる.従来,演奏の解析において,テンポの動特性に関するモデルの有用性が指摘されていたが,一般的な音響信号アライメント手法にはテンポ推定の機構がなく,テンポ情報を活用することができなかった.本研究では,テンポの動特性を間接的にモデル化するため,楽曲の各位置で,各音響信号が演奏する,瞬時的なテンポ同士の比率をモデル化する.具体的には,瞬時的なテンポの比率が連続的であり,その変化量は音響信号間で相関があることを仮定することで,テンポ軌跡の連続性と演奏者間の類似性を同時にモデル化する.このとき,変化量を生成する背後にある共分散行列は,少数の代表的な共分散行列から構成されるマルコフ系列であるとして確率的な定式化を行う.これにより,楽曲を通して頻出する,特徴的なテンポ比率の発生箇所とその変動パターンを同時に学習することが出来るため,演奏解析に有益な情報も得られる.評価実験の結果,アライメントの精度が向上することが示され,解釈の違いの分析に対する有用性が示唆された.}, title = {結合動的モデルに基づく音響信号アライメント}, year = {2014} }