@techreport{oai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:00101340, author = {前澤陽 and 糸山克寿 and 吉井和佳 and 奥乃博}, issue = {23}, month = {May}, note = {本稿では,同一楽曲を演奏した複数の音響信号に対して時間軸対応付け (音響信号間アライメント) を行うための確率モデルを提案する.我々は,アライメント結果に基づいて演奏分析を行う応用を考えると,複数の演奏の背後に存在する潜在的な共通構造と各演奏に固有の時間的ゆらぎとを区別することが重要であると考えている.従来は,動的時間伸縮法 (DTW) や Left-to-Right 型隠れマルコフモデル (LRHMM) を用いて,表層的な音響的類似度に基づいて対応点を探す手法が主流であった.一方,本研究では,複数の演奏に共通な状態系列を生成する上位 HMM と,上位 HMM で定められた順序で状態を遷移する演奏ごとに独立な下位 LRHMM を考え,両者を階層 HMM として確率的に統合する.このとき,上位 HMM においては,楽曲中で繰り返し登場する音響的特徴が同じ状態に割り当てられているので,楽曲自体の音楽構造の解析が容易に行える.さらに,下位 LRHMM においては,各状態での滞留時間に着目することで,各演奏に固有の時間的ゆらぎを調査することができる.実験の結果,音響信号間アライメント精度の点で,提案手法は従来法より優れていることが分かった.}, title = {潜在共通構造モデルに基づく音響信号間アライメント}, year = {2014} }