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アイテム
Linux Kernelにおけるトリビアルバグの解析
https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/records/224269
https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/records/224269e6e76da7-bd4a-4cc3-91c3-c5980e9aa539
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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![]() |
Copyright (c) 2023 by the Information Processing Society of Japan
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オープンアクセス |
Item type | SIG Technical Reports(1) | |||||||||
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公開日 | 2023-02-14 | |||||||||
タイトル | ||||||||||
タイトル | Linux Kernelにおけるトリビアルバグの解析 | |||||||||
言語 | ||||||||||
言語 | jpn | |||||||||
キーワード | ||||||||||
主題Scheme | Other | |||||||||
主題 | カーネル | |||||||||
資源タイプ | ||||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_18gh | |||||||||
資源タイプ | technical report | |||||||||
著者所属 | ||||||||||
慶應義塾大学 | ||||||||||
著者所属 | ||||||||||
慶應義塾大学 | ||||||||||
著者所属(英) | ||||||||||
en | ||||||||||
Keio Uniersity | ||||||||||
著者所属(英) | ||||||||||
en | ||||||||||
Keio Uniersity | ||||||||||
著者名 |
鈴木, 慶汰
× 鈴木, 慶汰
× 河野, 健二
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論文抄録 | ||||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||||
内容記述 | Linux はよく開発されたコードベースであるにもかかわらず,驚くほど簡単なバグに悩まされている.我々の調査によると,Linux v5.11 からサンプリングされたバグ修正パッチの約 60% が「トリビアルなバグ」であることがわかった.これは,単一のソースファイルを検査することで,関数間のポインタ解析のような複雑な解析を行わずに静的に検出できることを意味する.この事実は,開発者が日々の開発においては静的解析器を使用していないことを示唆している.これは日々の開発で使用するにあたって 2 つのハードルがあるからと考えられる: (1) 長い解析時間と (2) 過剰な量の警告の数である.本論文では,日常的な開発における静的解析器に着目し,この 2 つのハードルを克服するトリビアルバグに特化した解析器の必要性を論じる.トリビアルバグに特化した解析器は,複雑な解析を行わず教科書レベルの解析のみを行うため,解析時間が短い.また,生成される警告は開発者が修正したソースファイルのみのものであるため,警告の生成数は少ない.これらの解析器は既存のコンパイラに統合できるため,通常のビルドプロセスに変更を加える必要なく Linux に適応できる.単純な解析しか行わないにもかかわらず,我々の試作したトリビアルバグ特化の解析器を組み込んだコンパイラでは,Linux v5.15 で 45 個のバグ(内 13 個が開発者によって承認済み)が発見された.開発の初期段階でこれらのバグを除去することで,後の統合フェーズでのデバッグやテストが加速されると考えられる. | |||||||||
書誌レコードID | ||||||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||||||
収録物識別子 | AN10444176 | |||||||||
書誌情報 |
研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS) 巻 2023-OS-158, 号 8, p. 1-9, 発行日 2023-02-14 |
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ISSN | ||||||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||||||
収録物識別子 | 2188-8795 | |||||||||
Notice | ||||||||||
SIG Technical Reports are nonrefereed and hence may later appear in any journals, conferences, symposia, etc. | ||||||||||
出版者 | ||||||||||
言語 | ja | |||||||||
出版者 | 情報処理学会 |