Item type |
Symposium(1) |
公開日 |
2019-06-26 |
タイトル |
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タイトル |
ボールと袋を用いた秘密計算 |
言語 |
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言語 |
jpn |
キーワード |
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主題Scheme |
Other |
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主題 |
暗号・署名 |
資源タイプ |
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資源タイプ識別子 |
http://purl.org/coar/resource_type/c_5794 |
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資源タイプ |
conference paper |
著者所属 |
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東北大学大学院情報科学研究科 |
著者所属 |
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東芝 |
著者所属 |
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東北大学サイバーサイエンスセンター |
著者所属 |
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東北大学サイバーサイエンスセンター |
著者名 |
宮原, 大輝
駒野, 雄一
水木, 敬明
曽根, 秀昭
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論文抄録 |
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内容記述タイプ |
Other |
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内容記述 |
2 人の暗号学者が,彼らの秘密の入力から論理積(AND)の秘密計算を行いたいという状況を考えよう.彼らはキッチンにいるとし,そこにはカレーが入った3 つの鍋といくつかの具材が存在している.興味深いことに,彼らは入力にしたがって具材を鍋に秘密に投入することで,カレーの味から論理積の値だけを得ることができる.秘密計算のために料理を行うのは手間がかかるため,本稿では具材と(カレーが入った)鍋をそれぞれ,ボールと袋に置き換える.これらは扱いやすい上に,高等学校教育における確率の分野にも登場するほど身近な道具である.したがって,本稿において取り組む問題は次のように一般化される:ボールと袋を用いることで秘密計算を達成できるのであろうか.この問題はコンピュータサイエンス(CS)アンプラグド---コンピュータを用いることなく情報科学分野を教えるための学習法---の分野であると捉えることもできる.既存のCS アンプラグドな秘密計算法として,カードベースな方式やコインベースな方式が与えられているが,本稿ではボールと袋の物理的な性質に基づく方式を与える.すなわち,ボールが袋に入った途端に順番が(袋の中で)ランダムになる性質を秘密計算に応用する.本稿は,秘密計算の文脈においてボールと袋を用いる枠組みを与える初めてのものであり,容易に実行可能な論理積の秘密計算法を提案する.生徒・学生にとって,我々のボールベースな秘密計算方式が身近なものであり,暗号や情報セキュリティ分野を勉強するきっかけとなることを期待している. |
書誌情報 |
マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2019論文集
巻 2019,
p. 213-222,
発行日 2019-06-26
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出版者 |
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言語 |
ja |
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出版者 |
情報処理学会 |