労働環境における携帯型センサによる生体情報モニタリングの意義

• Item type: SIG Technical Reports(1)
• 公開日: 2018-10-26
• タイトル: 労働環境における携帯型センサによる生体情報モニタリングの意義
• タイトル / 言語: en
• タイトル: Characteristics of Biometric Information Obtained from Wearable Sensors during Work
• 言語: jpn
• 資源タイプ / 資源タイプ識別子: http://purl.org/coar/resource_type/c_18gh
• 資源タイプ: technical report
• 著者所属: 名古屋市立大学大学院医学研究科
• 著者所属: 日本電気(株)ものづくりソルーション部門
• 著者所属: 日本電気(株)ものづくりソルーション部門
• 著者所属: 日本電気(株)ものづくりソルーション部門
• 著者所属: 名古屋市立大学大学院医学研究科
• 著者所属(英): en
• 著者所属(英): Nagoya City University Graduate School of Medical Sciences
• 著者所属(英): en
• 著者所属(英): MONODUKURI Solution Division, NEC Co., Ltd.
• 著者所属(英): en
• 著者所属(英): MONODUKURI Solution Division, NEC Co., Ltd.
• 著者所属(英): en
• 著者所属(英): MONODUKURI Solution Division, NEC Co., Ltd.
• 著者所属(英): en
• 著者所属(英): Nagoya City University Graduate School of Medical Sciences
• 著者名: 早野, 順一郎; 田靡, 哲也; 岩田, 慎一郎; 阿部, 勝巳; 湯田, 恵美
• 著者名(英): Junichiro, Hayano; Tetsuya, Tanabiki; Shinichiro, Iwata; Katsumi, Abe; Emi, Yuda
• 論文抄録 / 内容記述タイプ: Other
• 論文抄録 / 内容記述: 勤務中の脈拍変動の解析から得られる情報の基本的特性を明らかにするために，8 名のオフィスワーカを対象に腕時計の携帯型センサによって，勤務中の脈派信号を，身体活動量，皮膚温，会話量および主観的な情動とともに 1 ～ 3 か月間に渡って記録した．総計 1,544 時間のデータが得られた．脈拍数は身体活動によって増加し，居眠りに伴って減少した．脈拍変動の高周波数 (HF，0.15 - 0.45 Hz) 成分の振幅は手首で検出された軽度の体動に伴って増加し，居眠り中に減少した．因子分析の結果，脈拍変動から得られる情報の 83 % は，それぞれ，遅い変動と速い変動を反映する 2 つの成分によって説明された．遅い変動を反映する第一因子は，歩行によって減少し軽度の体動で増加したが，怒りを自覚した時にも増加した．速い変動を反映する第二因子も軽度の体動で増加したが，幸福感やリラックスを自覚した時に，怒りや悲哀を感じた時よりも，増加した．本研究の結果は，少なくとも腕時計型のセンサから得られた脈拍変動のHF成分は，心拍変動のHF成分とは異なり，心臓の副交感神経機能の指標としては使えないことを示唆する．一方，脈拍変動は，心拍変動にはない特徴として，その速い変動は仕事に対する陽性の情動と関連し，その遅い変動は仕事に対する葛藤や不安と関連する可能性が示唆された．
• 書誌レコードID / 収録物識別子タイプ: NCID
• 書誌レコードID / 収録物識別子: AA11238429
• 書誌情報: 研究報告電子化知的財産・社会基盤（EIP）; 巻 2018-EIP-82, 号 7, p. 1-6, 発行日 2018-10-26
• ISSN / 収録物識別子タイプ: ISSN
• ISSN / 収録物識別子: 2188-8647
• Notice: SIG Technical Reports are nonrefereed and hence may later appear in any journals, conferences, symposia, etc.
• 出版者 / 言語: ja
• 出版者: 情報処理学会