スケールスペース解析に基づく局所ボけ変換を用いた輪郭線図形のマルチスケール近似

• Item type: Journal(1)
• 公開日: 1994-09-15
• タイトル: スケールスペース解析に基づく局所ボけ変換を用いた輪郭線図形のマルチスケール近似
• タイトル / 言語: en
• タイトル: Multiscale Contour Approximation Based on Scale Space Analysis with Local Adaptive Smoothings
• 言語: jpn
• キーワード / 主題Scheme: Other
• キーワード / 主題: 論文
• 資源タイプ / 資源タイプ識別子: http://purl.org/coar/resource_type/c_6501
• 資源タイプ: journal article
• その他タイトル / その他のタイトル: パターン認識
• 著者所属: 東京大学工学部計数工学科
• 著者所属: 東京大学工学部計数工学科
• 著者所属(英): en
• 著者所属(英): Faculty of Engineering, University of Tokyo
• 著者所属(英): en
• 著者所属(英): Faculty of Engineering, University of Tokyo
• 著者名: 本谷秀堅; 出口, 光一郎
• 著者名(英): Hidekata, Hontani; Koichiro, Deguchi
• 論文抄録 / 内容記述タイプ: Other
• 論文抄録 / 内容記述: 輸郭線図形の近似図形を求めることは、形状認識に適した表現による、対象図形のより大局的な形状特徴の記述を行うことにあたる。この大局的な形状記述を行うための図形の重要な性質の一つにスケール、すなわち、図形のもつ構造の細かさをどの程度まで記述するかの問題がある。従来の近似手法の多くは、この近似する際のスケールをあらかじめ与えておく必要があった。これでは、対象図形のスケールについて、何らかの合理的な基準が予めないときには、認識には不適当な近似図形を与えることになる。ここでは、対象図形のスケールを対象図形自身から決定しつつ近似を得ることを考える。そのために本手法では、効象図形に弧長を考慮したぽけ変換をほどこし、そのときの対象の図形の変化を、いわゆるスケールスペース上で各スケールでぼかした輸郭線の曲率の二階微分のゼロ交差を追跡することで行う。ばけ変換を加えると、より小さなスケールの構造ほどより小さなぽかし量で消去され、このゼロ交差も消滅する。これをもとにして構造の消去をスケールスペース上で捉え、対象図形の各位置で近似にふさわしい構造のスケールを求める、そして、小さなスケールをもつ構造にのみぽけ変換をほどこし、近似図形を求める。この近似法では、一つの対象図形から得られる近似図形は離敬的にとびとびのものとなり、それらは、それぞれに対象図形のある大きさの構造を表している。また、あるスケールでの近似図形をさらに近似すると、元図形のより大きなスケールでの近似図形と一致する図形を得ることができるなど、良い性質を持つ。
• 書誌レコードID / 収録物識別子タイプ: NCID
• 書誌レコードID / 収録物識別子: AN00116647
• 書誌情報: 情報処理学会論文誌; 巻 35, 号 9, p. 1722-1731, 発行日 1994-09-15
• ISSN / 収録物識別子タイプ: ISSN
• ISSN / 収録物識別子: 1882-7764