GPUを活用した仮想マシンマイグレーション

• Item type: SIG Technical Reports(1)
• 公開日: 2014-05-07
• タイトル: GPUを活用した仮想マシンマイグレーション
• 言語: jpn
• キーワード / 主題Scheme: Other
• キーワード / 主題: GPUs
• 資源タイプ / 資源タイプ識別子: http://purl.org/coar/resource_type/c_18gh
• 資源タイプ: technical report
• 著者所属: 東京農工大学
• 著者所属: 東京農工大学
• 著者所属(英): en
• 著者所属(英): Tokyo University of Agriculture and Technology
• 著者所属(英): en
• 著者所属(英): Tokyo University of Agriculture and Technology
• 著者名: 直井由樹; 山田浩史
• 論文抄録 / 内容記述タイプ: Other
• 論文抄録 / 内容記述: クラウドコンピューティング環境において仮想化技術の利用が一般的になり，柔軟なサービス提供がより容易に行えるようになった．VM マイグレーションとは異なる物理マシン間で VM を移送する技術であり，サーバ上の VM 管理における非常に強力な機能の一つである．VM 管理において強力な役割を果たす VM マイグレーションであるが，移送処埋にかかるコストが大きいという問題点が存在する．転送するデータのうち，VM のメモリ上のデータはデータサイズが特に大きい．それらの抽出処埋における CPU 負荷の増加やデータ転送時のネットワーク負荷の増大が，VMM 上の他の VM のパフォーマンスにまで影響を与えてしまう場合もある．また，大容量のメモリを搭載した VM が使用される場合も多くなり，VM マイグレーションによるシステム負荷のさらなる増大が考えられる．本論文では演算アクセラレータとして Graphics Processin Unit(GPU) を対象とし，VM マイグレーション処理時に転送が必要となるメモリ上のデータを GPU 上で圧縮・伸張し，転送する手法を提案する．転送データのデータサイズを圧縮・伸張処理によって小さくすることで，VM マイグレーションのデータ転送時におけるネットワーク負荷の軽減を図る．提案するシステムを Xen-4.2.1 上に実装した．実装したシステムの評価は実行時間や CPU 使用率の面から行った．圧縮処理によるデータ転送時間の減少がみられたが，同時に圧縮処埋によるオーバヘッドが生じ，VM マイグレーションの実行時間はやや増加する結果となった．CPU 使用率には大きな変化は生じなかったが，GPU 上の処理の実行時間の推測に基づくスリープ処理を併用した場合に，CPU 使用率減少の効果が得られた．
• 書誌レコードID / 収録物識別子タイプ: NCID
• 書誌レコードID / 収録物識別子: AN10444176
• 書誌情報: 研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム（OS）; 巻 2014-OS-129, 号 3, p. 1-9, 発行日 2014-05-07
• Notice: SIG Technical Reports are nonrefereed and hence may later appear in any journals, conferences, symposia, etc.
• 出版者 / 言語: ja
• 出版者: 情報処理学会