2024-03-29T01:15:51Zhttps://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_oaipmhoai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:002034462023-04-27T10:00:04Z01164:08228:10133:10134
介護日誌入力支援システムについての検討Study for Support System for Input Nursing Recordjpnセッション4http://id.nii.ac.jp/1001/00203351/Technical Reporthttps://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_action_common_download&item_id=203446&item_no=1&attribute_id=1&file_no=1Copyright (c) 2020 by the Information Processing Society of Japan電気通信大学大学院情報・ネットワーク工学専攻電気通信大学大学院情報・ネットワーク工学専攻野亦, 優沼尾, 雅之近年,日本では少子高齢化が急速に進んでおり,それに伴って介護への関心が高まっていが,介護スタッフの人材不足も問題になっている.これに対する解決策として,働きやすい環境を作るというものがある.本研究では特に,職員同士の申し送りや利用者家族への連絡のために作成される介護日誌に着目した.介護日誌は行った介助や高齢者の様子を記録するが,多くの施設では介護士の空き時間に記憶頼りに書くので不正確である可能性が高い.その上,観察した事象についてどこまで記すかは記録者毎に異なるので,日誌の質が一定ではない.しかし,介護士が日誌作成のような間接業務に労力を割くことは望ましくない.この負担を減らすため,記録者の記憶力や経験に依存しない介護日誌入力システムを構築することを目標とした.日誌内容は同じ ADL についてのものでも,高齢者が罹っている疾患や抱えている障害に依存することが分かった.そこで介護日誌システムが,高齢者のどの問題がどの ADL にどのような影響を及ぼすのか,背景知識として理解していれば状況に応じた入力項目の指定を行える.そのため,日誌入力支援のためには,計算機が介護の背景を理解するためのオントロジーが必要と考えた.そこで本論文では,介護分野に特化したオントロジーの構築を行った.FIM と先行研究であるケアマネージャーの行動オントロジーから,介護施設での高齢者とその ADL や疾患についてのクラス構造を定義した.更に,クラスのインスタンスを人手で定義するのは情報の欠落の可能性がある上,更新の手間がかかることから,テキストマイニングを利用した.介護学会論文と介護日誌をコーパスとし ADL に関しての特徴語を抽出,それぞれのクラスのインスタンスとして組み込み,介護日誌で評価した.AA1271737X研究報告高齢社会デザイン(ASD)2020-ASD-1713162020-02-212189-44502020-02-20