2024-03-29T09:57:37Zhttps://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_oaipmhoai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:002025132023-11-14T00:51:14Z06164:06165:06640:10055
大規模な実働無線LANシステム評価のための仮想デバイス利用型無線LANエミュレータjpn仮想環境http://id.nii.ac.jp/1001/00202419/Conference Paperhttps://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_action_common_download&item_id=202513&item_no=1&attribute_id=1&file_no=1Copyright (c) 2019 by the Information Processing Society of Japan静岡大学大学院自然科学教育部大阪大学/カリフォルニア大学ロサンゼルス校静岡大学学術院工学領域加藤, 新良太高井, 峰生石原, 進事故防止等の危険回避を目的とする車車間通信システム等の開発において,そのシステムの動作・ 性能評価は高信頼なシステムを実現する上で重要である.筆者らは,[1] おいて,Linux システムで動作す る無線ネットワーク TAP デバイスを用いた無線 LAN エミュレーションフレームワークを開発した.本エ ミュレーションフレームワークは,実際の無線 LAN フレームや OS の制御情報を用いて,無線 LAN シス テムのソフトウェアをネットワークシミュレータが模擬する仮想ネットワーク上で擬似的に実行できる. し かしながら,[1] では,構成が異なる複数の無線 LAN ノードを模擬する方法について検討が不十分であっ た.本稿では,本エミュレーションフレームワークを異なる構成の複数のホストマシン上で同時に実行す ることで,エミュレーション環境上で構成が異なる無線 LAN ノードを同時に模擬可能とする無線 LAN エ ミュレータを提案する.また,実際の無線 LAN 通信機器を用いた場合とエミュレーション環境上で模擬 した場合それぞれで測定したスループット及び往復遅延時間を比較した結果,IEEE 802.11g を想定した場 合,エミュレーションで測定した UDP でのスループットは 53.8 Mbps となり,実測値の 35.4Mbps をお よそ 18 Mbps 程度上回ったことを確認し,無線 LAN 通信における実働ソフトウェアの挙動を再現可能で あることがわかった.一方で,往復遅延時間については,エミュレーションで測定した場合に 0.612 ms か ら 0.800 ms 程度の範囲で分布していることを確認し,エミュレーション環境におけるフレーム転送時に生 じるオーバヘッドは無線 LAN システムの評価を行える程度に小さいことを確認した.マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2019論文集2019164816562019-06-262019-12-24