2024-03-28T21:59:40Zhttps://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_oaipmhoai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:001861342023-04-27T10:00:04Z01164:03368:09422:09423
Webアプリケーションを用いたリアルタイム津波シミュレーションの可視化と情報共有jpnhttp://id.nii.ac.jp/1001/00186046/Technical Reporthttps://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_action_common_download&item_id=186134&item_no=1&attribute_id=1&file_no=1Copyright (c) 2018 by the Information Processing Society of Japan北海道大学大学院文学研究科・院北海道大学大学院文学研究科北海道大学大学院理学研究院附属地震火山研究観測センター塩崎, 大輔橋本, 雄一谷岡, 勇市郎本研究では,Gusman and Tanioka (2014) が提案した津波のリアルタイムシミュレーションモデルを,先行研究で開発された津波浸水可視化アプリにて可視化 ・ 共有することにより,津波災害発生時のリアルタイム津波シミュレーション結果の利活用方法を検討することを目的とする.可視化には先行研究で開発された津波シミュレーション可視化 Web システムを改修し利用する.システムを改修することにより,津波シミュレーションデータを DB にて一括管理することにより,データ更新の簡略化,シームレスな情報の共有を可能とした.しかし,正確なポリゴンの描画に際しては,表示領域が拡大するに従って情報量が多くなりすぎ,描画側に過度な負荷をかける結果となった.次に釧路市を対象としてリルタイム津波シミュレーションデータを可視化し,先行研究にて可視化された北海道の津波浸水シミュレーションデータとの比較を行った.北海道の津波浸水シミュレーションデータは釧路市全域が浸水領域になるのに対して,リアルタイム津波シミュレーションデータでは地震の位置や規模によって浸水エリアが異なることが明らかとなった.また地理院地図や避難所情報と合わせて確認することにより,交通インフラや避難所の利用可否を検討することが可能となった.こうした観測データに基づいた現実に近い形の津波浸水想定を利用し情報を共有することにより,避難所開設の判断,物資輸送の計画,救助活動の策定など,災害直後の初動の一助となることが期待された.しかし発災時の避難誘導への援用なども考えられたが,津波到達まで 30 分前後しか猶予のない釧路市では,計算結果がでるまでの時間や共有の時間や正確性の評価を考えると,現状では利用が難しいことが課題として残った.AA11253943研究報告情報システムと社会環境(IS)2018-IS-1436162018-02-262188-88092018-02-21