2024-03-28T23:27:07Zhttps://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_oaipmhoai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:001828552023-04-27T10:00:04Z01164:01867:09088:09218
Kubernetesクラスタ用ポータブルロードバランサの検討Portable Load Balancer for Kubernetes Cluster Systemjpn仮想化http://id.nii.ac.jp/1001/00182767/Technical Reporthttps://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_action_common_download&item_id=182855&item_no=1&attribute_id=1&file_no=1Copyright (c) 2017 by the Information Processing Society of Japan総合研究大学院大学総合研究大学院大学/国立情報学研究所国立情報学研究所国立情報学研究所髙橋, 公俊合田, 憲人丹生, 智也孫, 静涛Linux コンテナのクラスタからなる WEB サービスが注目を集めている.BCP (Business continuity planning) や DR (Disaster Recovery) の目的でこのような WEB サービスを異なるクラウドプロバイダへマイグレーションする必要性が出ている.既存のコンテナ管理システム Kubernetes を調査したところ,異なるクラウドプロバイダ間で WEB サービスのマイグレーションを実現するためには,ロードバランサの仕組みに課題があることがわかった.Kubernetes は外部のロードバランサに依存しており,コンテナクラスタの起動と同時にクラウドプロバイダが提供する API を通してロードバランサのセットアップを行うが,ロードバランサの仕組みや API はクラウドプロバイダによって異なるため,クラウドプロバイダ毎に実装が必要であり利用可能なクラウドプロバイダが限定されてしまう.また,オンプレミスデータセンタ用のロードバランサについてもセットアップ方法が製品によって異なるため,全ての製品に対応することは困難である.本稿ではこの課題を解決するために,ソフトウェアロードバランサをコンテナとして実装することで外部ロードバランサへの依存を排除することを試みる.具体的には,Linux カーネルの L4 ロードバランサ機能である ipvs を,Kubernetes のコンテナとして稼働させ,既存の iptables による負荷分散機能との性能比較を行う.また適切な実装方法,ネットワーク構成についても検討する.AN10444176研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS)2017-OS-14114182017-07-192188-87952017-07-18