2024-03-28T18:01:05Zhttps://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_oaipmhoai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:001413362023-04-27T10:00:04Z01164:04402:07892:08215
アレルギー食材の誤食防止を支援する献立管理・注意喚起システムの試作jpnhttp://id.nii.ac.jp/1001/00115478/Technical Reporthttps://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_action_common_download&item_id=141336&item_no=1&attribute_id=1&file_no=1Copyright (c) 2015 by the Information Processing Society of Japan名古屋工業大学名古屋工業大学名古屋工業大学名古屋工業大学名古屋工業大学早川, 知道西川, 智佳榎, 優一鈴木, 涼伊藤, 孝行フィールドで生じる諸問題に対して,情報学の視点から解決法を提案するというフィールド情報学が注目されている.そこで,“給食” の現場について注目した.多くの教育機関では,教育機関内または機関外に給食センターを設け,給食センターで給食の調理を行っている.しかし,食物アレルギーを持つ子どもは,アレルギーの食材が含まれている場合その給食を食べることができない.食物アレルギーを持つ子どもは年々増加しており,アレルギーを持つ子どもへのアレルギー対応を行った給食の配膳に注意が向けられている.そこで,アレルギーを持つ子どものために,アレルギーを含まず新たな料理として調理する代替献立を配膳することが呼びかけられている.しかし,子どもが誤ってアレルギー食材を含む献立を食べてしまい,症状が出てしまう事故が発生している.そこで,給食管理やアレルギー情報の確認を行うソフトウェアも開発されているが,代替献立の管理が不十分であるものが多く,手作業をせざるをえない環境が問題点として挙げられる.そして,献立や生徒の確認作業を何度も行わなければならないため,ミスが発生しやすいという課題がある.つまり,アレルギー対応の対策が重要視されているが,そのために作業負担が増大している.そこで,栄養士の作業負担を軽減し,全ての子どもに安全かつ安心して給食を喫食できることを目的として,献立管理および注意喚起を行うシステム “アレルエージェント“ を試作した [1].通常献立から代替献立まで管理できる機能と,生徒に注意喚起を行う機能を備えたシステムを構築する.また,アレルギーを持つ子どもへの対応として代替献立の管理を行うことができる.代替献立の立案を支援するために,代替献立で使用する食材提案機能を備えており,栄養士の負担軽減を支援している [2].また,試作したシステムを栄養士に試用していただき,評価を得た.結果として,アレルギー食材誤食防止の支援および栄養士の作業負担を軽減しているとの意見を得た.また,試用の結果,共同研究先の給食センターでの実運用を決定した.なお,共同研究先は認定 NPO 法人アレルギー支援ネットワークと袋井市立中部学校給食センターである.本給食センターは,大規模でアレルギー対応に積極的であることが特徴として挙げられる.AA11135936研究報告知能システム(ICS)2015-ICS-17914182015-03-132015-03-05