2024-03-29T01:16:18Zhttps://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_oaipmhoai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:001309892023-11-17T02:17:36Z06504:08126:08128
スライドウインドウを考慮したレジスタ割付Spiral Graph : A Register Allocation Framework for Slide-Window Architecturejpnhttp://id.nii.ac.jp/1001/00131174/Conference Paperhttps://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_action_common_download&item_id=130989&item_no=1&attribute_id=1&file_no=1筑波大学筑波大学筑波大学筑波大学拔川, 友宏添野, 元秀山下, 義行中田, 育男超並列計算機 CP-PACSは, 1997年1月時点で "TOP 500 List" に掲載されている計算機では最速を誇る. CP-PACSの高速性はスライドウインドウアーキテクチャ, ハイパークロスバネットワークといった機構によって支えられている. CP-PACSのマシンクロックでは, メモリアクセスのレーテンシは実に数十MC以上にもなる. メモリアクセスのレーテンシを回避する方法としては, ソフトウェアパイプライニングによる先行ロード (preloadという) が有効である. これを自然に実現するアーキテクチャがスライドウインドウアーキテクチャである. スライドウインドウアーキテクチャにおける疑似ベクトル処理には, ループ立ち上げ間隔 (II : Initiation Interval) の算出や命令スケジューリングがごく自然な発想に基づいて素直に実現できるという利点がある. その反面, レジスタ割付のアルゴリズムはレジスタ番号の変化のため従来のものより複雑になると考えられてきたが, 筆者らは Spiral Graph と Short Bridge Algorithm からなる自然なフレームワークを提案し, その有効性を実験によって確認した. 現在 CP-PACS上で稼働中のレジスタ割付器は, 従来のレジスタ干渉グラフをスライドウインドウ向けに拡張した有向干渉グラフ (RID : Register Interference Digraph)であるが, Spiral Graph ははじめからスライドウインドウを考慮して構成されたフレームワークである. 今回, 両者の性能比較を数種のベンチマークを用いて行なったので報告する.AN00349328全国大会講演論文集第54回ソフトウェア科学・工学1911921997-03-122015-01-20