2024-03-29T21:10:37Zhttps://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_oaipmhoai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:001261672023-11-17T02:17:36Z06504:08067:08070
ハイパーホスピタル系における相対的アクセスの基礎系についてOn Relative Accese Models of the Hyper-Hospital and the Paincients to be solved the Biological Disasterjpnhttp://id.nii.ac.jp/1001/00126352/Conference Paperhttps://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_action_common_download&item_id=126167&item_no=1&attribute_id=1&file_no=1電気通信大学電気通信大学横田, 誠宇田川, 勝俊個体および集団としての人間に近似した人工システムの進化が進んでいる。それは人間の生物的特性と,これに基づく心理的特性に深くかかわりをもつ。人間が,その生を生する為には,善いことを楽しむことと,合わせて,種々の災厄を除く必要がある。ここに源系系的な生物的遺伝的系や文化的遺伝系のような種子的系と,元型系的な「あり得る系」とか「あるべき系」のような系が考えられる。ここで第一条件として,人間の生物的存立の問題がある。通常の成体的生物的系には,生体維持活動の為に,その代謝の為の入力系(生産,流通)が必須であるのに,これが全うされない事態がある。又,折角に入力系が満足されたり,多少の不便ぐらいで,生体維持活動が困難になったり,不可能になったりするもする。このような二つの生物的災厄対応系のうちの一つとして,ハイパー・ホスピタル系を考えている。ホスピタル系は,主体者系としての患者系と,本体系の医療者系との,相補的対系である。今回は,これに関する,生物的および社会的規模系の問題対応への第一段階として,両者系の出会い(インシデンス),アクセスについて考える。我々は,これを分布定数系(線路系)や回路網系(ネットワークトポロジー)として,先ず線形系として,次に動的に非線形系として考えてゆくのであるが,今回は,このアクセスの問題を,相対的な巡回セールスマン的問題として考えてみた。これは,セールスマンに相当する患者が,消費者群のいる都市に相当する病院を訪ね巡ると云うわけであるが,ホスピタル系としての目的達成には,先と逆に消費者が必要なものの生産拠点やショッピングセンター地点をショッピングツアーするように,医者系が患者地点を訪問巡回することがあり得る。時には普通の前者を,時には逆に後者をと,要は,医療行為が遅滞なく進めばよく,その臨機応変に対応できるシステムを考える。仮に一人のセールスマンが巡るとしても,巡る先の都市の数が少々多くなれば,手に負えない状況になる。まして,医療の場合は,n対mの相対系であり,食糧の消費のように準定常の過程でもなく,又サイコロをころがすような過程でもない。しかし両方系の人間の先天的能力というワクと,医療関係の技術の進化状況と,背景の社会的制度や意識に依存するというワクを境界条件として,システムの構造と機能を考え,なんらかの制限を課することによって,近似的ながら手に負える問題にしようとすることを試みる。AN00349328全国大会講演論文集第49回ネットワーク3533541994-09-202015-01-20