2024-03-19T21:03:19Zhttps://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_oaipmhoai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:001139852023-11-17T02:17:36Z06504:07924:07927
汎用OSテスト支援システムOSTD(1) : 概要Operating System Test Driver(1) : Overviewjpnhttp://id.nii.ac.jp/1001/00114007/Conference Paperhttps://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_action_common_download&item_id=113985&item_no=1&attribute_id=1&file_no=1(株)日立製作所(株)日立製作所(株)日立製作所(株)日立製作所(株)日立製作所久保, 隆重吉澤, 康文佐藤, 孝夫井村, 淳一宮本, 和靖計算機システムの普及に伴いその信頼性に対するニーズは益々高くなっている。特に大型計算機においてはその使用範囲が広く信頼性の低下は社会問題に及ぶ。計算機システムの信頼性は、ハードウェアとソフトウェアにより支えられるべきものである。たとえば、ハードウェアの一部の機能が故障した場合その機能がシステムの急所で無い限りソフトウェアによって機能の切り離しが行なわれ、システムの運転が継続される。現在、この種の耐故障性強化技術は一般化している。同様な技法はソフトウェアの構造のなかにもある。しかしながら、この種の耐故障性強化技術を全面的に適用できない部分がいくつか存在する。その良い例がオペレーティング・システム(OS)の中核部分である。つまり、計算機システムの中核にソフトウェア不良が存在していると、システム異常停止の発生確率が高くなり信頼性が低下してしまう。高品質なソフトウェアを効率的に開発するためにはプログラミング環境が整備されていなければならない。一般の応用プログラムに対しては、ドキュメントの作成から、プログラムの作成、修正およびテストといった作業を一貫しておこなうワークステーション環境が実現されている。これに対し、大型汎用OSは数百万ステップからなる膨大なソフトウェアにより構成されており、かつそれらのほとんどが特権モードで実行されるため、OSのテストは実計算機または仮想計算機を独占して行わなけばならかった。そのため一般の汎用プログラムのようなプログラム環境が整備されておらず大型汎用OSの開発には膨大な計算機リソースを必要とし、その開発効率は必ずしも良くなかった。このため、OSの開発作業を一貫して行い、かつ高度なテスト環境を提供しテスト・デバッグ工程を省力化と、効率化するOSテスト支援システム(OSTD:OS Test Driver)を開発した。AN00349328全国大会講演論文集第33回オペレーティングシステム3653661986-10-012015-01-19