2024-03-28T23:59:28Zhttps://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_oaipmhoai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:000946092023-04-27T10:00:04Z01164:01867:07090:07235
高速なOS切替え機構を有する組込み機器向けセキュアモニタLiSTEE<sup><i>TM</i></sup>jpnセキュリティhttp://id.nii.ac.jp/1001/00094590/Technical Reporthttps://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_action_common_download&item_id=94609&item_no=1&attribute_id=1&file_no=1Copyright (c) 2013 by the Information Processing Society of Japan(株)東芝研究開発センター(株)東芝研究開発センター/慶應義塾大学金井遵磯崎宏本稿では ARM TrustZone 機能を利用した OS の高速な切替え機能を有するセキュアモニタ LiSTEE モニタの設計と実装および評価について述べる.ARM プロセッサなどプロセッサのモード毎にレジスタがバンクされる環境においては,OS の切替え時に待避するレジスタ数が多くなる傾向にあり,OS 切替えが低速になりやすいという問題がある.そこで本研究では,バンクレジスタの破壊や参照が起きると問題があるかどうかをセキュリティ情報と呼ぶこととし,OS が利用するモードとセキュリティ情報から,待避・復帰処理が不要なレジスタと必要なレジスタを判定し,セキュリティを担保しつつコンテキスト待避・復帰処理を高速化する手法を提案した.さらに本手法を組み込んだセキュアモニタ ”LiSTEEモニタ” の設計と実装を行った.評価より本手法を適用しない場合との比較より,OS 切替え時間を最大 51.5% 削減でき,実アプリケーションを使った評価では AES によるデータ暗号化処理において 9.2%,XOR によるデータ暗号化処理において 28% の高速化効果を確認した.AN10444176研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS)2013-OS-12619182013-07-242013-07-18