2024-03-28T17:52:08Zhttps://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_oaipmhoai:ipsj.ixsq.nii.ac.jp:000139072022-10-21T05:24:51Z00581:00755:00762
忘却に基づく事例べ一スの管理Case - Base Management Based on Forgettingjpn論文http://id.nii.ac.jp/1001/00013907/Journal Articlehttps://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_action_common_download&item_id=13907&item_no=1&attribute_id=1&file_no=1Copyright (c) 1995 by the Information Processing Society of Japan人工知能帝京大学理工学部情報科学科作新学院大学渡辺, 博芳奥田, 健三事例べ一ス推論において、問題解決の結果をすべて新事例として事例べ一スに登録することにより、事例べ一スの内容を豊冨にし、問題解決能力の向上を図れるが、他方、事例べ一スの肥大化により、検索効率の低下が懸念される。また、対象領域の経年的な環境条件の変化により、過去に有効であった事例が新しい状況下では適さなくなることも少なくない。本論文では、このような事例べ一ス管理上の問題の解決を目的として、人間の記憶に特徴的な忘却に基づく事例べ一スの管理法を提案する。記憶強度を表す値である印象を事例とその属性に与え、時間経過に伴って印象を減衰させる一方で、問題解決においてアクセスした事例や属性の印象を強化することにより、忘却機構を持つ事例べ一スが実現できる。ここで、事例単位の忘却に着目すると、利用されなくなった事例を事例べ一スから削除することにより、事例数の削減を行い、かつ対象領域の環境条件に適した事例のみ記憶できる。一方、属性単位の忘却に着目すると、問題解決時にアクセスされない属性を忘却することにより、問題解決に応じた事例の一般化を行うことができる。また、本手法では領域知識をほとんど必要としない。本手法を事例べ一ス推諭による電力系統事故時復旧問題に適用し、事例べ一スの肥大化の抑制と対象の環境条件変化への事例べ一スの適合性についての評価結果から本手法の有効性を明らかにした。AN00116647情報処理学会論文誌366142214321995-06-151882-77642009-06-29